GALLERY MoMo
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2012年 10月 27日
今日は、グループ展、『interaction vol.1』より阪本トクロウ作品の紹介です。
今展には小品も含め、7点を出品しています。 この小品は2012年に阪本が取り組んだ『呼吸』シリーズからです。 作品に使うモチーフは「どこにでもあるもの」というルールを決めている と言う阪本は、私たちの生活の中で見たことのある一コマを描いています。 この作品は今年1月から山梨日日新聞の小説の挿絵にもなった作品です。 呼吸 2012 アクリル、水彩紙 20.0 x 25.0cm 空が夕日できれいに色づき、細かく描かれた木の葉が 画面の中で静かに動きだしそうです。 今回の作品の中で唯一のドローウィングです。 呼吸 2012 鉛筆・墨汁・水彩紙 72.7 x 91.0cm あまりのリアルさに壁の向こうにもうひとつ部屋があるような錯覚を与えます。 鉛筆と墨汁の濃淡を利用し、窓から差し込む光と 部屋の奥行きのリアリティを表現しています。 阪本の技術の高さと共に、日本画で用いる墨汁と西洋画のデッサンで 使われる鉛筆を使うことで、阪本のこれまでの制作の軌跡を たどることができる作品になっているような気がします。 きれいに塗られた画面に白い点は、上に行くほど密集度が高くなり、 作品に奥行き感を与えます。 一見、何を描いた作品か疑問に思いますが、タイトルを見ると、 この作品が海を描いているように見えてしまいます。 さざなみ 2012 アクリル、土佐麻紙 38.0 x 45.5cm ただブルーの画面上に白い点があるものが海に見えてしまうのは、 『呼吸』シリーズで阪本がグレーと白のストライプを描くことで 鑑賞者にそれを横断歩道と思わせる技巧と同じで、 「人の持っている記憶を利用して」描き出した作品となっています。 細密に描かれた作品とは一見相反するようにも受け取れますが、 遠近感を出す為に考え抜かれて打たれた白い点は、 まさに阪本独特の細密な描写となっています。 是非、直に作品をご覧ください。本日が最終日となっております。 ギャラリーにて作品集も販売しておりますので、お気軽にお求めください! 展覧会名: interaction vol.1 作 家 名 : 池田幸穂・大坂秩加・大久保如彌・阪本トクロウ 坂本真澄・平 俊介・中井章人・増田恵助 会 期: 2012年9月29日(土)~ 10月27日(土) 会 場: ギャラリーモモ 六本木 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第三 2階 TEL / FAX 03-3405-4339 E-mail roppongi@gallery-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:12:00 - 19:00 日・月曜・祝日休み
by gallerymomo
| 2012-10-27 01:05
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