GALLERY MoMo
両国 / Ryogoku
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2013年 02月 08日
GALLERY MoMo Ryogoku では、1 月19 日(土)から2 月16 日(土)まで、
井上光太郎の個展「暗沌光幽(あんとんこうゆう)」を開催致しております。 井上光太郎は1982 年鳥取県生まれ、 2005 年大阪芸術大学付属大阪美術専門学校研究科絵画専攻卒業後、 2003 年以降は大阪を中心に発表を続けていました。 2010 年からは生活の場と発表の場を東京に移し、活動の幅を広げているところです。 建物や木々、最近では顔のない人物像を多く描いています。 デヴィット・リンチの映画からインスピレーションを得て描く作品は、 明暗のコントラストが強いシーンに意図的に用いられる オフバランスライティングと呼ばれる技法が、反映されているように見えます。 映画の中であれば、心理描写などを描く繊細な光ですが、 井上の作品で描かれるのっぺらぼうの顔から心情を読み解くことはできず、 光の中に浮かび上がる顔は一層不気味さと無機質さを増します。 / , 2012 油彩、キャンパス 53.0 x 53.0cm 建物や車を描くとき、温かい光や森林を加えるのは無機質なものに ぬくもりや生命を与えるためだと言います。 白景、ブルーガーデン,2013 油彩、キャンバス 35.1 x 40.5cm 一方で、人物の顔を描かないのは、生きているものから感情や温かみを 奪い無機質なもの、何も語らせないものにするためです。 スモッグケース, 2013 油彩、キャンバス 53.0 x 80.3cm しかしながら、人物の動作は敵意や恐怖心を与えるようなものではなく、 むしろ友好的な雰囲気するら表出させています。 左:ディストーション, 2012 油彩、キャンバス 53.0 x 53.0cm 右: パララックス, 2013 油彩、キャンバス 53.0 x 53.0cm こうした表現は厳しく不安な外的状況の中で、 受動的でありながら希望を孕んだ光を見ているような気がしてならず、 「光幽」という言葉の拠り所もそこにあるように思えます。 ミーティングスペースには、過去の作品から抜き取ったコラージュの作品や ドローイングが並び制作のプロセスを垣間見ることができます。 展示は来週、16日(土)まで!最終日は作家も在廊予定ですので、 オープニングいらっしゃれなかった方は是非お立ち寄りください。 展覧会名:暗沌光幽(あんとんこうゆう) 作 家 名:井上 光太郎(いのうえ こうたろう) 会 期:2013 年1 月19 日(土)- 2 月16 日(土) 会 場: ギャラリーモモ両国 〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15 TEL 03-3621-6813 FAX 03-3621-6814 E-mail info@gallrey-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:11:00 - 19:00 日曜・月曜・祝日休み
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| 2013-02-08 21:00
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