GALLERY MoMo
両国 / Ryogoku
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15 TEL:03-3621-6813 FAX:03-3621-6814 六本木 / Roppongi 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F TEL/FAX:03-3405-4339 タグ
小橋陽介(17)
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2012年 10月 27日
今日は、グループ展、『interaction vol.1』より阪本トクロウ作品の紹介です。
今展には小品も含め、7点を出品しています。 この小品は2012年に阪本が取り組んだ『呼吸』シリーズからです。 作品に使うモチーフは「どこにでもあるもの」というルールを決めている と言う阪本は、私たちの生活の中で見たことのある一コマを描いています。 この作品は今年1月から山梨日日新聞の小説の挿絵にもなった作品です。 呼吸 2012 アクリル、水彩紙 20.0 x 25.0cm 空が夕日できれいに色づき、細かく描かれた木の葉が 画面の中で静かに動きだしそうです。 今回の作品の中で唯一のドローウィングです。 呼吸 2012 鉛筆・墨汁・水彩紙 72.7 x 91.0cm あまりのリアルさに壁の向こうにもうひとつ部屋があるような錯覚を与えます。 鉛筆と墨汁の濃淡を利用し、窓から差し込む光と 部屋の奥行きのリアリティを表現しています。 阪本の技術の高さと共に、日本画で用いる墨汁と西洋画のデッサンで 使われる鉛筆を使うことで、阪本のこれまでの制作の軌跡を たどることができる作品になっているような気がします。 きれいに塗られた画面に白い点は、上に行くほど密集度が高くなり、 作品に奥行き感を与えます。 一見、何を描いた作品か疑問に思いますが、タイトルを見ると、 この作品が海を描いているように見えてしまいます。 さざなみ 2012 アクリル、土佐麻紙 38.0 x 45.5cm ただブルーの画面上に白い点があるものが海に見えてしまうのは、 『呼吸』シリーズで阪本がグレーと白のストライプを描くことで 鑑賞者にそれを横断歩道と思わせる技巧と同じで、 「人の持っている記憶を利用して」描き出した作品となっています。 細密に描かれた作品とは一見相反するようにも受け取れますが、 遠近感を出す為に考え抜かれて打たれた白い点は、 まさに阪本独特の細密な描写となっています。 是非、直に作品をご覧ください。本日が最終日となっております。 ギャラリーにて作品集も販売しておりますので、お気軽にお求めください! 展覧会名: interaction vol.1 作 家 名 : 池田幸穂・大坂秩加・大久保如彌・阪本トクロウ 坂本真澄・平 俊介・中井章人・増田恵助 会 期: 2012年9月29日(土)~ 10月27日(土) 会 場: ギャラリーモモ 六本木 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第三 2階 TEL / FAX 03-3405-4339 E-mail roppongi@gallery-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:12:00 - 19:00 日・月曜・祝日休み #
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| 2012-10-27 01:05
| 展覧会情報
2012年 10月 25日
本日は、今展に4点の作品を出品している増田恵助の作品の紹介です。
増田は今年4月より約3ヶ月間、小豆島が招致するアーティスト・イン・レジデンスへ参加しました。 過去の作品の多くは、小さめの油絵が多く見受けられました。 しかし、今回の作品は水彩と色鉛筆が用いられ、以前の作品にも増して、増田らしい独特の雰囲気と柔らかいイメージが表出しています。 1点目の作品は、他の作品と少し違う雰囲気を持っています。 (a) half remembered dream 2012 水彩、紙 51.0 ×69.0cm 背景が黒く塗られていますが、水彩の濃淡が他の作家が描き出す暗闇と異なるイメージを与えます。 また、落葉を描くことで、他の作品よりも動的な印象を受けます。 細部をよく見ると、意図的か、偶然の絵の具のにじみか定かではありませんが、蝶が夜空を舞っているようにも見えます。 他の作品は、シンプルなポートレイトです。 Charlie Brown 2012 水彩、紙 41.9 × 29.7cm モデルは全て実在の人物で、増田の友人や雑誌からピックアップしています。 naho genma (at Tokyo 2010) 2012 色鉛筆、紙 41.9 × 29.7cm 絵画の長い歴史の中で、多くのポートレイトが描かれ、写真の出現以降、現代アートとしてのポートレイトとは一体何なのか、その価値が問われています。 それぞれの人物から彼ら自身の寂しさや喜びなど特定の思いは感じられません。 しかし、写真とは違い、増田自身が感じるその人物の印象が反映されて、増田にしか描けない人物が、作品に込められています。 yusuke yoshida with his white Didgeridoo 2012 水彩、紙 56.3×36.9cm グループ展も残りわずか!明日、明後日で阪本トクロウ、大久保如彌の作品を紹介していきます! 展覧会名: interaction vol.1 作 家 名 : 池田幸穂・大坂秩加・大久保如彌・阪本トクロウ 坂本真澄・平 俊介・中井章人・増田恵助 会 期: 2012年9月29日(土)~ 10月27日(土) 会 場: ギャラリーモモ 六本木 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第三 2階 TEL / FAX 03-3405-4339 E-mail roppongi@gallery-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:12:00 - 19:00 日・月曜・祝日休み #
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| 2012-10-25 20:00
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2012年 10月 24日
今日はグループ展『interaction vol.1』より、
中井章人の作品を紹介したいと思います。 中井も平同様、東京藝術大学大学院に在学中で、 今年度は台東区長賞、O氏記念賞を受賞しました。 今展には1点のみの出展ですが、中井独特の世界観が垣間見える作品です。 遮断された空白の不可思議 2011 油彩、パネル 72.7 x 91.0cm 暗闇の中に電球のようなものが光を発し、その周りには植物とも何とも言えない 不思議なものが描かれています。 まるで、写真を見ているようなリアルな描写になっていますが、 描かれているものは、"正体不明の対象物"なので絵画であると判かります。 見る者にとっては、"判然としない何か"でありますが、 その"何か"を決めるのは見る者自身に委ねられています。 想像力が欠けた現代の我々に、まるでトレーニングでもさせるかのように、 美しく、神秘的な画面が見る者の目を引きつけ、様々な憶測をさせます。 平面だけではなく、中井は立体作品にも、取り組んでいます。 この作品は、今年のグループ展に出されたものです。 横から見ると、スノードームのようですが、上から見ると... 花のようなものが現れます。 立体の中にあるのは、平面で描かれているものと似ていることが多く、 描かれているものが、実在しているものだと思わせます。 今回は、立体はありませんが、平面の作品の前で、 是非さらなる想像を膨らませてください。 展示は、今週の土曜が最終日です。 お見逃しなく! 展覧会名: interaction vol.1 作 家 名 : 池田幸穂・大坂秩加・大久保如彌・阪本トクロウ・坂本真澄・平 俊介・中井章人・増田恵助 会 期: 2012年9月29日(土)~ 10月27日(土) 会 場: ギャラリーモモ 六本木 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第三 2階 TEL / FAX 03-3405-4339 E-mail roppongi@gallery-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:12:00 - 19:00 日・月曜・祝日休み #
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| 2012-10-24 10:00
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2012年 10月 20日
GALLERY MoMo Ryogoku では10 月6 日(土)から11 月3 日(土・祝)まで当ギャラリーではおよそ4 年ぶり4回目となる個展、長沢秀之展「PAINTING on Painting」を開催いたしております。
今展でも、前回の皮膜シリーズでの多様な点と色彩による「表面とおくゆき」を対比させる絵画表現を引き継ぎ、名画⇒複製⇒点の刻印というプロセスを通じて、過去の絵画を一旦無化する行為の後、距離を置くことで画像が立ち現われる仕掛けを施し、新たな意味を吹き込みます。 抽象画のように無造作に描かれてように見える点も、 色、配置など計算されており、見る距離によって作品の表情が変わってきます。 若冲の白いオウムの千の目 2011 油彩、キャンバス 194.0 x 130.3cm 「虎図」と点 2012 油彩、綿布、パネル 60.4 x 45.5cm フローラと点 2010 油彩、綿布、パネル 41.0 x 32.0cm 西洋の作品の一部(もしくは全体)を模写した上に打たれた点は 西洋絵画が未だに持つ美術界での権力へ疑問を呈しているようにも受け取れます。 恋文とレース 2011 油彩、綿布、パネル 45.6 x 38.0cm マルガリータ王女と点 2012 油彩、キャンバス 50.0 x 60.5cm 15日付、読売新聞の夕刊でも、展示の様子を紹介して頂きました。 ギャラリーにて記事をご覧頂けます。 ギャラリーで実際に、作品の遠近感をお楽しみください! 展覧会名:PAINTING on Painting 作 家 名 :長沢秀之(ながさわ ひでゆき) 会 期:2012年10月6日(土)-11月3日(土・祝)※最終日は祝日ですがオープンいたします。 会 場:ギャラリーモモ両国 〒130-0014東京都墨田区亀沢1-7-15 TEL 03-3621-6813 FAX 03-3621-6814 E-mail info@gallrey-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:11:00 - 19:00 日曜・月曜・祝日休み #
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| 2012-10-20 09:00
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2012年 10月 15日
グループ展『interaction vol.1』より、今回は東京藝術大学の修士1年の平俊介の作品の紹介です。
平は、SF映画などに出てきそうな架空の建造物や風景を主に描いています。 一目でそれは架空の建造物だと認識できるものの、描いているのは毎日目に入ってくる身近な建物たち。 日本アニメも連想されますが、そこに人物は登場せず、画面に暖かみやストーリーのようなものは感じられません。 今回は、1点だけの出品ですが、その存在感は抜群です。 高架肥大水槽 2012年 アクリル、綿布、パネル 60.6 x 72.7cm 屋上にある貯水タンクから蚕の糸のようなものが繁殖し、 他の小さなタンクを飲み込んでしまっているようです。 緻密な描写ながら、タンクを包む線は柔らかく、 イメージをさらに非現実的にさせています。 背景には、都会から放たれた夜景のような光が描かれ、 手前の非現実的な場面をさらに強調させています。 今年、2月に開催された「Turning Point vol.2」に展示された作品も紹介します。 千手塔 2012 年 アクリル、綿布、パネル 181.8 x 227.3cm 送風マンション 2011年 アクリル、綿布、パネル 130.3 x 97.0cm どちらの作品も冷たいコンクリートからできた建物を描いてはいますが、 建物がまるで生き物のように見えます。 どちらも、躍動的な部分はないのに、今にも建物が動き出しそうな表現です。 見る者に様々な想像を与える作品になっております。 10月27日まで、ギャラリーにて『高架肥大水槽』を展示中ですので、是非お立寄りください! 展示風景は、Facebookでご覧になれます! 展覧会名: interaction vol.1 作 家 名 : 池田幸穂・大坂秩加・大久保如彌・阪本トクロウ・坂本真澄・平 俊介・中井章人・増田恵助 会 期: 2012年9月29日(土)~ 10月27日(土) 会 場: ギャラリーモモ 六本木 〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第三 2階 TEL / FAX 03-3405-4339 E-mail roppongi@gallery-momo.com Web www.gallery-momo.com 営業時間:12:00 - 19:00 日・月曜・祝日休み #
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| 2012-10-15 16:00
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